学校長挨拶

 本校は昨年度創立70周年を迎えました。その際に開催した70周年記念講演会では卒業生の上野雅恵さんを講師にお迎えし、柔道のお話を中心に、人生観や努力することの大切さや難しさなど示唆に富むお話を聞かせていただきました。上野さんに代表されるように本校はこれまで多くの優れた人材を我が国のみならず世界へと輩出してきました。また、総合学科としては18年目を迎え、“Only one”の学校標語のもと、一人ひとりの生徒が自らの未来を深く考え、多様な選択肢の中から自分にもっともふさわしい道を選び取ることができるように、日々、創造性や主体性、協働性を培うことを心がけて自らの可能性を広げるための努力を重ねています。

 さて、旭川南高は総合学科である利点を活かして、看護や福祉の基礎を学ぶ科目や初歩の中国語や韓国語を学ぶ科目、さらには普通科目でも本校独自に開設している授業がたくさんあります。高校在学中に「自分が何になりたいのか」「卒業後にどのようなことを深く学びたいのか」と言うことを深く考えて、自分の興味・関心や進路に向けて自分で科目選択することができます。ここに総合学科の良さがあり、その結果、旭川南高の卒業生の進路は非常に多様なものとなっています。地域に貢献したくて地元の役場に就職する人、自分の夢を追いかけて東京に進出する人、本当に学びたい学問を見つけて全国の様々な大学を目指す人…。旭川南高ではそれらの多様な生徒の進路希望に対して先生方が一緒になって考えます。バスケットで全道大会の勝利を目指しながら看護職を目指すとか、野球部でバリバリ活動しながら国立大学進学の勉強を積み重ねていくとか、生徒会に所属しながら学びたい関西の大学進学を夢見るとか、地元自治体のイベントや職業体験に全部参加して役場の就職に備えるなど、さまざまなことに力を入れながら、そして両立しながら高校生活を充実させられる学校です。

 本校では平成21年度の総合学科の開校以来、「都市型進学型総合学科」として地域の大学や専門学校等との連携を強化し、あわせて進路指導の充実を図ることでその具現化に努めてまいりました。今年度はこれまで以上に総合学科の良さを認識し、生徒がさらに自己を高めていくことができるよう、また、本校の目指す学校像である「生徒が通いたいと思う学校、保護者が通わせたいと思う学校、地域から信頼され応援される学校」であり続けられるよう、教職員一丸となって教育活動の推進に努めていく所存です。変わらぬ御支援と御協力をお願い申し上げます。

 

    令和8年7月

北海道旭川南高等学校長 大谷 健介